パンの製造から接客へ
アルバイト教育も業務の一環
スイーツ&ベーカリー部門:運営部新卒採用/入社5年目(インタビュー時点)
パティシエ、ベーカリーを経験し接客へ。
製造の経験は接客にも生きています。

パティシエを目指して製菓の専門学校に入り、ラスイートには新卒で入社しました。

パティシエは個人店に行きたい人と、安定したホテルに就職したい人の2つに分かれます。私は一人暮らしを始めるのと同時に就職しましたので、ホテルで働きたい気持ちはありましたが、お皿に盛るだけの仕事はやりたくありませんでした。ル・パンを知り、ホテルを運営している会社が経営していて、個人店のように働けるラスイートを選びました。山口出身なので、関西で働きたいという気持ちもありました。

入社後はまず、ル・パン神戸北野本店のパティシエに配属されました。本店以外に異動する可能性もあると言われていましたが、コロナ禍まで本店勤務が続きました。

その後、コロナ禍に入り、ベーカリーへ異動になりました。卒業した専門学校ではパティシエとブーランジェを一緒に学んでいたので、そこで得た知識を、就職してからも活かせました。1年半、ブーランジェとして製造を担当した後、現在は接客を担当しています。

私はパティシエの時も半年間ほど接客を経験しました。そのような期間が設けられていて、その経験から、私は接客には向いていると感じていましたし、接客の知識を持って入れましたので、違和感はありませんでした。

製造の仕事をした経験は接客に活かせます。特に私はパティシエとブーランジェ、どちらも経験しましたので、商品についてお客様から質問されても即答できることは強みになります。例えば、アレルギーをお持ちの方から、「お酒は入っていますか」「蜂蜜は入っていますか」と聞かれることが多いのですが、ルセット(レシピ)がわかっていれば基本的に何が入っているかわかります。パティシエやブーランジェに確認しなくても良いため時短になります。パティシエ、ブーランジェ、接客、3つを経験して良かったと思っています。

Episode
長く働ける理由は良好な人間関係です。提案したこともほとんどは承認していただけます。

接客のやりがいはお客様から「ありがとう」とおっしゃっていただけることです。特別なことをしているつもりがなくても「ありがとうございます」とおっしゃっていただければ嬉しいですし、「こちらこそありがとうございます!」という気持ちになります。また、常連のお客様に顔を覚えていただき、「今日もいるんやね」と、お声をかけていただけることも嬉しいです。製造の時にはなかった経験です。接客の仕事をしている時の私は、ずっと笑顔でいられます。

私達の仕事は接客だけではありません。例えば食パンを切って並べることも接客担当の仕事です。食パンはまっすぐ立って綺麗に並んでいた方が、お客様がよく手に取ってくださいます。斜めに倒れているパンは、お客様に手に取っていただきにくく、売れ残ってしまいます。アングレーズは山型の食パンなので傾きやすいため、「絶対にまっすぐ切ってやろう」と毎朝気合いを入れて出勤します。

業務改善にも率先して取り組んでいます。例えばお客様に商品の特徴をわかりやすく示すPOPなどを作ることも好きです。上司に提案して、宣材を並べるためのラックを新たに設置していただいたところ、パンフレットやクーポンを持ち帰っていただくことが増えました。お客様が買い物をしやすいよう、店内レイアウトを変更することもあります。

お客様からの質問で多いのが持ち帰り用の箱に関するものです。サイズは何種類あるのか、どれぐらい入るのか、これまで、ディスプレイはしていましたが、詳しい案内は全くありませんでした。そこで見やすいところに全種類の箱を並べて、それぞれの値段を表示しました。このような提案をすれば、上司は基本的には了承してくださいます。

ル・パンは上司だけではなく、働いている方が良い人ばかりです。長く勤めておられる方も多いですし、1度退職して戻って来られる方もいらっしゃいます。人間関係が良好な職場なので続けられています。専門学校の同級生たちは、全員パティシエとブーランジェに就職しましたが、辞めている人が少なくありません。私は今、ル・パンで働き続けられて良かったなと思います。

幅広い年齢のアルバイトやパートさんを教育したり、まとめたりすることも大切な仕事の1つです。

アルバイトやパートの方々の教育や管理も私が担当しています。学生の頃からリーダーを任されることが多く、教えることも好きなので、全く苦にはなりません。

仕事を教える時に重視していることは実践です。隣で見守りながら、必ず実践してもらいます。間違っていたとしても修正できないということは基本的にはありません。最初から電話も積極的に取ってもらって、どんな受け答えをするのかを見て、修正するところがあれば、後で説明するようにしています。全部私がやってしまうと身に付きません。また、メモは絶対取るように指導しています。

ル・パンの店内は、焼き菓子と生菓子とパンの3つにブースが分かれています。入ったばかりの方は、それを覚えるのが難しいようなので、仕事中でもよいのでしっかり見て覚えてくださいと伝えています。また、ショーケースはル・パンの顔のようなものなので常に綺麗にしておくといった基本的なことも、こと細かく注意しています。そういった日頃の積み重ねで、仕事を覚えていただけるので、続けたいと思っています。

アルバイトやパートの方々は、フレンドリーで、しっかり自分の意見を持っている方が多いです。結果的にそういう方が長く働いてくださっています。皆さん、人柄も良く接しやすいです。ただ、難しいのは年齢層が広いことです。最も若い方が19歳、年輩の方は40代半ばです。私はまだ24歳ですので、20歳以上離れた年輩の方に指示を出すのは気を遣います。また、10代と40代では経験値が異なります。10代と40代を比べれば、40代の方の方が理解は早いです。人それぞれ得手不得手もありますので、人によって優先して教えることも変えています。

ル・パンを志望しておられる方は、心配せずにご応募ください。特に新卒の方は人間関係が不安だと思います。しかしル・パンでは確実にみんながフォローをしてくださいますので安心してください。

1日の流れ
Schedule
11:00
出勤
メールとLINEのチェック、発注内容の確認
接客、梱包、各所への納品準備、アルバイトのケア
15:00
休憩
16:00
ECの注文確認、発送手配
17:00
各店舗の発注表を出し、締め作業を進める
19:00
閉店 閉店作業
20:00
退勤
Professional