ラスイートの魅力は、1人が担う業務の幅が広く、個人の意見やアイデアを取り入れていただきやすい環境です。例えば『蓮』の宿泊部で勤務していた時は、PBXの責任者として仕事をしていましたが、電話対応をしながら宿泊予約もするなど、幅広い領域の業務に携わっていました。また当時、PBX業務は未経験でしたので手探りの状態でした。それでも意見を取り入れていただきましたし、色々な仕事を任せていただいて、私自身の能力や持ち味が認められているという実感が持てました。人数が少ない分、ひとりひとりの責任は重く、大変ではありましたが、充実した時間を過ごせました。

その感覚は現在も変わりません。経営企画室では、DXの一貫として、エステのオンライン予約やルームサービスの朝食予約システムなどを導入しました。例えばルームサービスの朝食予約システムの導入では、結果的に1日あたり約2時間程度の工程を減らせましたし、ホテル業界の専門媒体でも画期的な事例として取り上げていただきました。人によるサービスを減らして、デジタルに移行することはサービスではないという反発もありましたが、効率化することはサービスの低下を意味するものではないと私は考えています。お客様は時間を楽しみに来ています。その時間を奪うことこそラグジュアリーサービスではないと私は考えています。

このように、自分が「こうしたい」と思ったことを、自分の裁量で実現できるのは、経営者との距離が近いおかげです。社長と直接『LINE』で上申できるため、意志決定のスピードも速いです。

もちろん、大変さもあります。何か指示されれば次の日にはできているのが当たり前というぐらいのスピード感が求められます。それでも、自分がやったことの成果が目に見えてわかるので面白いです。自分が立てたプランをメルマガで告知したら、開封率が100%に達し、翌日、予約が殺到していたということがありました。そういった達成感はやりがいに繋がります。

私は常日頃「今、求められていることは何か」を意識して物事を観察しています。人気のレストランに食事に行ったり、話題のホテルに泊まりに行ったり、新しいスポットがオープンしたら見に行ったり、同業者の動向も注視しています。私はもともと"新しい物好き"で、休日は家にこもっているより、必ずどこかに出かけたいタイプなのも功を奏していると思います。入ったお店では「こんなふうにPOPを出したら目を引いてオーダーにつながるな」とか、テイクアウトや予約のQRがあれば「どんなシステムかな」と、いろいろなことに興味を持ちます。

私が目指しているのは、スペシャリストではなくジェネラリストです。ラスイートのポリシーである「1人3役」を体現して会社に貢献し続けたいと考えています。また、女性管理職として輝き続けられる存在になりたいとも思っています。今は「マネージャーになりたい？」と聞くと「そこまでは目指さなくても...」と答える若いスタッフが多いです。私が働く姿を見て、「あんなふうに楽しく働けるなら、私もマネージャーになって、自分の意見が言えるようになりたい」とか、「自分が思っていることを実現させたい」と思ってくれるように若手スタッフの憧れの存在になることが私の目標です。

ラスイートは活躍できる幅が広く、自分のやりたいことが実現できる会社です。やる気持ちがあれば何でもできますので、新しい自分を発見できるかも知れません。私自身、「こんな仕事をやってみない？」と言っていただき、未経験でチャレンジさせていただいたことは沢山あります。それでもやってこられたのは、支えてくれる人や相談できる人、守ってくれる上司がいたからです。一緒に働く人々に恵まれたと思っています。自分で活躍の幅を狭めず、会社のためにチャレンジするという気持ちでご入社ください。楽しみながら一緒に向上していけるスタッフが増えれば嬉しいです。